2015年御翼10月号その4

「できない」というコンプレックスをなくす七つのステップ

 

1.「私は年をとりすぎている」
 あなたが自分を変えていくのをあきらめたとき、あなたは初めて年をとりすぎたのである。
2.「私は不利な条件をかかえている」
 あなたが自分でそう思いこまないかぎり、あなたは不利な条件をかかえてはいないのである。
3.「私には、自分でやりたいと思うことをする時間、エネルギーがない」
「できない」という考え方を受け入れたり信じたりする前に、まず偏見をもたずにこの本(シューラーの成功法則『積極的な考え方で成功する』)を読んでみることだ。
4.「私は身分のいやしい出だ」
 どのような不利な条件であれ、正しく処理を行ないさえすれば有利な条件に転じることができる。
5.「私はメチャメチャな家庭に育った。私の幼年時代はひどかった」
 売春婦の母のもとに生まれた少年がいた。その汚名をせおった母親は、彼女の子供を父親の家の玄関の前の階段上に置き去ったが、それはその子供の父親の嫉妬深い妻によって路上に捨てられたも同然だった。その若者は――貧乏で、社会に受け入れられず、愛されず、見捨てられて――スラム街で育った。しかしこの若者は、イエス・キリストにめぐり会った。彼の人生の中にキリストが入ってきたのだ。そして彼は二〇世紀でもっとも偉大な日本の牧師から詩人に成長した。彼の名前は賀川といい、何百万人もの人々に勇気を与えている。
6.「私はいい人を知らない」
 もし理由があるのならば、大物と知り合いになりなさい。決して恐れてはいけない。成功者や重要人物は通常、いいアイデアをもっている人を援助することにつねに関心をもっているものである。
7.「私は十分な教育を受けていない」
 「もっとも頭のいい人、もっとも強い人がつねに勝者とはかぎらない」大学の入学試験は想像力、決断力、誠実さ、高潔さ、人柄の良さといったものを測定することができない。心に浮かぶどのような小さな可能性に対してでも、それを認知し、反応する習慣を身につけなさい。(フィリピ2・13 「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。」)
ロバート・シューラー『積極的な考え方で成功する』(産業能率短大出版部)より

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